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工事内容 スカイライトチューブ取付工事 費用 47万円 工期 2日 -
仕様 - 太陽光システム:スカイチューブ
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南側にマンションが建ってしまい採光が取れなくなってしまった。今まで取り込めていたような自然の光を再び取り込みたい。
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唯一屋根面のみ隣に建築されたマンションの影響を受けていなかった状況を鑑み、太陽光を朝から夕方まで効率よく取り入れ、かつ健康的で気持ちのいい自然の光を取り込むためにもただの天窓ではなく、採光能力のある商品としてスカイライトチューブを提案しました。
▼下記画像クリックで拡大します▼
- A.ドーム取付予定ヵ所
この場所にレイベンダードームを取付ける。ここから2階のクローゼットの中を通り1階リビングへ太陽光を取り込む準備を行う。
- B.取付予定クローゼット
クローゼット内向かって左側に特殊鏡面加工チューブを取り付ける。延長チューブをジョイントし、リビングまで太陽光を取り込むチューブが入るパイプスペースを確保する。
- C.ドーム取付位置決め
レイベンダードームの取付位置を確定するために屋根裏から1ヵ所取付位置へ穴をあける。この穴がすべての基準になっていく。これは穿孔後クローゼット内から屋根を見上げた写真です。
- D.穴あけ位置墨出し
屋根裏からあけた穴が入るように桟からコンパスで円状に枠を作る。円の中にしっかりと穴が入るようならば、角度調整のみで太陽光を問題なく取り込むことができる。
- E.屋根採光用穴あけ加工
先ほど決めた場所へ穴あけ加工を行う。表面の鉄部と、真下にある木部をサンダーでカットしていく。きれいに円状に穴をあけて下準備を済ませる。
- F.ルーフベース取付準備
ルーフベースを取り付けるための下地になるよう、しっかりと防水加工も施している。下地に寸三を転がし、その上に構造用合板をのせ、アスファルトルーフィング(防水シート)をかぶせた後、止めつけにトタン板で端部を固定する。
- G.ルーフベース留め付け
雨水が入り込まないように水下側から板金とルーフベースを織り交ぜつつ加工していく。先ほど加工した下地に巻き込むようにルーフベースを止めつけていく。
- H.ドーム取付け
下地が完成し、レイベンダードームを取付ける。取付ける前にドーム内に鏡面反射板を南向きに取付け採光能力を高める。留め付けの際、外部に出ているビス加工にはコーキングで仕舞い、水が入り込まないようにする。これで屋根側からの施工は終了。続いて部屋うちからの施工となる。
- I.屋根施工後防光処理
完工までは収れん現象対策としてブルーシートをかぶせ、太陽光が一時的に入らないよう処理を行う。これを怠ってしまうと内装工事中に天井からの光が強すぎて作業できなくなってしまうなどの弊害が起こる。
- J.散光レンズ取付
リビング側から2階クローゼット内につながるようにボトムアングルチューブを留め付ける。天井と天井リングの留め付けの際、ビス止めではなくツメを挟むようになっており、今後メンテナンスや散光カバーの取替ができる様になっている。
- K.延長チューブ接続
リビングから差し込んだボトムアングルチューブと延長チューブをつなぐ。接続には専用アルミテープで内側と外側の両方から継ぎ目のないように固定していく。
- L.屋根裏チューブ接続
クローゼットから屋根裏まで延長チューブを伸ばし、トップアングルチューブと接続する。この際に角度がうまく調節できるよう90°アングルチューブを使用する。トップアングルチューブと最終的に接続される部材にはチューブジョイントシールを巻き付け固定する。
- M.完成 リビング写真①
最後にボトムアングルチューブにレンズを取付け先ほどかぶせていたブルーシートを撤去し、完成となります。 既設ダウンライトが奥に見えますが手前に見えているスカイライトチューブの方が明るく見えています。
- N.完成 リビング写真②
完成時は夕方16時でしたが、これほどの明るさを見せており、施主様にも大変喜んでいただきました。